1. 睡眠時無呼吸症候群について睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が停止または低呼吸(浅い呼吸)になる状態を繰り返す病気です。睡眠時無呼吸症候群は、日中の眠気や疲れやすさなど生活の質(QOL)を損なうばかりか、生活習慣病や心血管疾患と深く関係しており、早期発見と適切な治療が重要です。若年性や治療抵抗性の高血圧症の方、心不全、心房細動など不整脈の方に多く合併し、病状に影響することがわかっておりますので、当院ではそのような病気の方に積極的にスクリーニング検査、治療を行っております。無呼吸(10秒以上の呼吸停止)状態を1時間あたり5回以上認める場合、睡眠時無呼吸症候群と診断します。無呼吸発作中は、血中酸素濃度(SpO2)が低下し、酸素が脳や体に十分に供給されず、睡眠の質が低下するばかりか、心臓やその他臓器にとって大きな負担となってしまいます。そのため、十分な睡眠をとったつもりでも熟眠感が得られず、日中の眠気や集中力の低下など生活の質が大きく損なわれる可能性があります。